人間中心設計専門家にチャレンジ、合格したお話②

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人間中心設計専門家にチャレンジ、合格したお話①はこちらから閲覧ください。

さて、今回はいよいよtabinekoの人間中心設計専門家受験についてお話します!

以下内容はtabineko受験時の情報ですので、最新の状況はHCD-NetのHPよりご確認ください。

tabinekoの実務スペック

tabinekoの受験時の実務経験はこんな感じ。

・前職でリサーチ経験約5年
・副業でリサーチ、インサイト把握、プロトタイプ設計、サービス設計、ローンチ経験が約2年
・現職でリサーチ、インサイト把握、プロトタイプ設計、組織浸透経験が約2年

見ての通りリサーチ経験は長いのですが、組織浸透は経験が浅い。

ただ、一連のHCDプロセスを副業で経験していることはかなり強みになっていました。

審査のフォーマットには3プロジェクト以上5プロジェクトまで自分の経験を記載できるので、

自分は少し大きい枠組みだけど、上記経験をそのままプロジェクトとして3つ記載しました。

受験までの流れといつから準備するべき?

自分の場合ですが、こんな感じの流れで進んでいました。

11月上旬        受験者説明会参加
12月上旬        受験申請・受験料振込み
12月下旬        ぼちぼち説明会資料や審査フォーマットを読み出す(焦る)
1月正月休み   フォーマット記載開始(かなり焦る)
1月上旬          休日は家の近くのホテルに篭ってひたすら記述(何度も心が折れそうに・・)
1月中旬          ひたすら記述〜推敲を繰り返す(書き直しも何度も・・)
1月20日頃     最終チェックをして提出

正直上記スケジュールでは、審査フォーマットへの記載着手がかなり遅いと思います。

説明会参加してからすぐに着手していたらもっともっと余裕があったなとかなり後悔したので、これから受験を考えている方は11月中には準備を始めることをオススメします

審査フォーマットってどのくらい大変なの?

審査フォーマットは前年度分がHCD-NetのHPに掲載されているので、余裕があれば事前に確認した方がいいです。

人間中心設計には以下23個のコアコンピタンスが定義されていて、1つのコンピタンスにつき

(1)目的と対象(2)実施内容(3)アウトプット をそれぞれ500文字まで記載ができるようになっています。

※HCD専門資格コンピタンスマップ(2021年度)より抜粋

例えば専門家では、3プロジェクト以上またいでA群のコンピタンスから7個以上、C.B群のコンピタンスから3個以上の記述が必要となるので、

1プロジェクトでA群7個、C.B群3個を最大文字数埋めようと思うと、1プロジェクトにつき15,000文字、3プロジェクトで45,000文字と小説レベルになるわけなんです。

気が遠くなりますね。。

実際自分の場合は全て500文字埋めた訳ではなかったので、1プロジェクト10,000文字程度、3プロジェクトで合計30,000文字程度で提出となりました。

記述のポイント

これは個人的に意識したポイントです。

先述の通り、1つのコンピタンスに(1)目的と対象(2)実施内容(3)アウトプットを記載する欄があります。

これは、自分が何を実現するためにその手法を選択したか、そしてどのようなアウトプットで貢献したかを意識的に書かせることで、本質的に人間中心設計の実務能力があるかを評価しているのだと思います。

ですので、聞かれている問いにはしっかりと答えることと、また各コンピタンスやコンピタンス内の記述に矛盾がないかは、何度も推敲を重ねて磨き上げることをオススメします。

無事に提出・・そして合格!

仕事以外はすべてこのフォーマット記述に時間を当て、朦朧としながらも無事に提出できました(笑)

提出してから約2ヶ月半くらい審査期間があり、4月上旬に合格の連絡をいただくことができました!

大変だった分、合格した時の喜びはひとしおで・・

すべては着手が遅すぎたせいなんですが(笑)

それでも自分の過去の実務の棚卸しが出来たことで自分に自信が付いたとても良い経験にもなりました。

これから受験を考えているみなさんにとって、少しでも参考になれば幸いです。

以上、人間中心設計専門家にチャレンジ、合格したお話でした!

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